「マッシュル」の最恐すぎるラスボス?
その異様な存在感を放つキャラ、イノセントゼロについて知りたいですか?
彼の正体は謎に包まれ、その能力は他の追随を許さないものです。
彼の真の目的とは何なのでしょうか?そして、彼とマッシュとの間にはどのような関係があるのでしょうか?
この記事では、イノセントゼロの正体、目的、能力、そしてマッシュとの壮絶な戦いについて詳しく解説します。
「マッシュル」インセントゼロとは?ラスボス?
魔法界を揺るがす犯罪組織の首領、イノセントゼロ。
本作に登場するや否や、主人公マッシュ・バーンテッドに執着をあらわにします。
イノセントゼロは、魔法界一の実力者とされるウォールバーグ・バイガンと互角に渡り合えるほどの圧倒的な力を持っています。
この事実だけで、彼の魔法に対する才能とその力の大きさが伺えます。
彼の下で働く組織の構成員たちは、セル・ウォーをはじめとして「お父様」と呼び、深い尊敬を込めています。
しかし、この尊敬は一方的なもので、イノセントゼロにとって彼らは、他の弱者を含め、自分がさらに強くなるための道具に過ぎません。
このような彼の思想や行動は、魔力の強さが全てとされ、強者が弱者を差別するのが当たり前という魔法社会の歪んだ価値観そのものを反映しています。
イノセントゼロは自身がより完璧な存在になる事を追求し、そのためにはどんな犠牲もいとわない姿勢を貫いています。
彼のこのような行動原理は、魔法界における歴史上最も悪名高く、同時に最強の大魔法使い、すなわちラスボスとして君臨するにふさわしいものです。
彼の存在は、単なる敵対者以上のものを象徴しており、魔法社会の根底にある問題点を浮き彫りにしています。
「マッシュル」インセントゼロの正体はマッシュの父親
「マッシュル」の世界における最大の謎の一つ、イノセントゼロの正体とは。
彼は、なんと主人公マッシュ・バーンデッドの実の父親であることが判明します。
イノセントゼロは、親としての愛情を一切持ち合わせていない、冷酷な存在です。
彼と血の繋がりがないレグロ・バーンデッドとは対照的に、マッシュに対する彼の感情は、自分の野望を達成するための道具としてのみ見ています。
彼の固有魔法は「時間魔法」であり、魔法力は3本のアザがあることからも、魔法界において稀有な存在であることがわかります。
イノセントゼロは、魔法動物の密輸、ドラッグや人身売買、殺人など、裏社会で暗躍する闇魔法組織の首領として君臨しています。
かつては、ウォールバーグ・バイガンと同じく、伝説的な神覚醒者アダム・ジョブズの一番弟子の一人として、その将来を非常に有望視されていました。
しかし、彼の思想は自己中心的で、自分の存在が最優先であり、弱者が強者に淘汰されるのは当然と考えています。
このような彼の思想は、弱者も強者も分け隔てなく互いに助け合う社会を理想とするウォールバーグとは根本的に相容れないものです。
イノセントゼロの年齢は不詳ですが、ウォールバーグと同年代と推察されています。
イノセントゼロの人物像は、ただの悪役以上の深みを持っています。
彼の存在は、魔法界の価値観、社会構造、そして個々の存在意義についての問いを投げかけるものであり、マッシュルの物語において重要な役割を果たしています。
「マッシュル」インセントゼロがマッシュを狙う目的
「マッシュル」の物語の中心にある謎の一つ、イノセントゼロがマッシュを狙う真の目的がついに明らかになりました。
イノセントゼロの究極の目標は、不老不死を手に入れること。この壮大な野望を実現する鍵を握るのが、マッシュの持つ完璧な肉体です。
イノセントゼロはマッシュのことを「無くしもの」と称し、彼の存在を自身の不老不死への道として見ています。
彼の目的は、死なずに美しく完璧なままの人間になることであり、この目的を達成するためには周りのことを一切顧みず、自己中心的な行動を取ります。
完璧な人間を目指す過程で、イノセントゼロは自分の血を分けた6人の実子をもうけました。
これにはマッシュと、いわゆる「悪魔の五つ子(デビルクンタブレット)」が含まれます。彼の目的は、これら6人の心臓を用いて「造体禁忌魔法」を行い、不老不死の心臓を創り出すことにあります。
重要な点は、マッシュが偶然にもイノセントゼロの計画に適合した存在だったわけではなく、最初から彼の目的を達成するために生み出された存在だったということです。
イノセントゼロのこの計画は、彼の極めて利己的で冷酷な性格を如実に表しています。
彼にとって、マッシュを含む自分の子どもたちは、自身の永遠の命を手に入れるための手段に過ぎません。
この事実は、「マッシュル」の物語において、イノセントゼロとマッシュとの間の複雑な関係性をさらに深め、物語に厚みを加えています。
イノセントゼロの野望と、それに立ち向かうマッシュの戦いは、ただの力の闘いを超えた、深い意味を持つ対決となっています。
「マッシュル」インセントゼロの能力、強さ
「マッシュル」における最強クラスの存在、イノセントゼロ。彼の能力は魔法界でも類を見ない強さを誇り、その核となるのは時間魔法の操り手としての彼の能力です。
イノセントゼロは、サモンズ「時の神(クロノス)」を呼び出し、時間を自由自在に操ることができます。
この能力により、敵や自分、さらには世界そのものの時間を停止させたり、巻き戻したりすることが可能です。
イノセントゼロは、「最強」と称されるウォールバーグ・バイガンとも互角に渡り合うほどの力を持っています。
彼の固有魔法は、周囲の時間を止めたり、時間を逆行させたりすることができる「時間魔法」で、これにより彼は戦闘において圧倒的な優位を確立しています。
さらに、イノセントゼロは禁忌魔法も駆使し、自身の肉体を改造したり、魔力を増強したりすることで、他者の魔法を使用することも可能です。
これにより、彼は並大抵の魔法使いでは太刀打ちできないほどの強大な力を持ちます。
イノセントゼロは、サモンズで神の力を呼び覚ますことで、線が2本発現し、合計4本になります。
これは作中で最多の線の数であり、彼の魔力を大量消費する難点を、禁忌魔法で魔力を増幅させることでカバーしています。
しかし、この力の使用にはリスクも伴い、肉体が限界を超えて暴走する可能性があります。
イノセントゼロの時間魔法「タイムズ」は、時間を操る能力を持ち、その能力はもはや反則とも言えるほどです。
彼はリビングデッドと呼ばれる時間魔法も使いこなし、死者を再生させることができます。
これにより、イノセントゼロは文字通り死を超越した存在となります。
彼の時間魔法は、対象者の時間を停止させる「コールド」や、対象の時間を奪う「リウォンド」など、多岐にわたる派生魔法を持ち、これらを駆使して戦闘を行います。
また、相手の魔法使用を完全に封じ、安全圏から攻撃を加えることが可能です。
イノセントゼロの能力は、彼が魔法界の歴史において最も優れた存在(ラスボス)であることを証明しています。
しかし、彼の力には限界があり、魔法力の増加による肉体の暴走という弱点を持っています。
この弱点が彼の唯一のアキレス腱となるかもしれません。
「マッシュル」インセントゼロはマッシュに敗れて死亡?
「マッシュル」の物語は、インセントゼロとマッシュの壮絶な対決によってクライマックスを迎えました。
インセントゼロが長年追い求めていたのは、マッシュの持つ理想的な肉体、特に彼の心臓でした。
これまでの数々の戦いを経て、マッシュはインセントゼロが欲する完璧な肉体を手に入れていました。
インセントゼロにとって、マッシュの成長は彼の長年の計画にとって絶好の機会だったのです。
その実現のため、インセントゼロは自らの息子たち、悪名高い「デビルクンタブレット」を使ってマッシュを追い込みました。
しかし、マッシュの仲間たちの支えにより、彼はこの試練を乗り越え、インセントゼロの計画を阻止しました。
これはインセントゼロにとって予想外の展開であり、彼の計画の重大な誤算となりました。
マッシュとの直接対決では、インセントゼロは一時的に完全体を達成しましたが、マッシュの「ホエルボディ魔法 ギャラクシークラッシュ」によって敗北を喫しました。
マッシュは、インセントゼロの時間操作技術を逆手に取り、わずか0.1秒の隙を突いて反撃し続けました。
最終的に、インセントゼロは不老不死の存在としても、マッシュによる無限の攻撃に耐え続けることの虚しさを悟りました。
この戦いの結果、インセントゼロはマッシュに敗れたものの、死亡していません。
彼はマッシュによって改心させられ、その後、魔法で過去の行いを全て元に戻した上で逮捕されました。
一方で、インセントゼロの配下であったファーミンを含む一部のメンバーは戦いの中で死亡しました。
この物語の結末は、インセントゼロの野望の終焉を告げるとともに、マッシュの成長と彼の仲間たちの絆の強さを示すものでした。
魔法が使えないというハンデを乗り越え、マッシュは最強の敵を打ち倒し、自らの信念を貫きました。
「マッシュル」インセントゼロの息子兄弟は悪魔の5つ子
インセントゼロのもとには、悪魔の五つ子(デビルクンタブレット)と称される息子たちがおり、彼らはそれぞれが強大な力を持つ独特の存在です。
長男:ドゥウム
悪魔の五つ子の中で最も力強い存在、ドゥウムは、巨大な剣「カラドボルグ」を操る白兵戦の達人です。
彼は兄弟たちの中で最も真面目で理性的な性格をしており、その冷静さと戦闘能力で他の兄弟からも尊敬されています。
次男:ファーミン
ファーミンは、そのドレッドヘアーとピエロのような外見が特徴的な次男です。
彼の性格は攻撃的で、ややサイコパス的な傾向があり、その透明魔法を使った独創的な戦闘スタイルで敵を混乱させ、破壊に喜びを見出します。
三男:エピデム
エピデムは、紳士的なスーツにメガネをかけた外見とは裏腹に、内面はかなりの狂気を秘めています。
彼の顔に描かれた×印のアザがその狂気を象徴しており、プリンへの異常なまでの執着を見せます。
四男:デリザスタ
デリザスタは、派手好きで自己主張が強い四男です。
彼の特徴は、目の下にある二本のアザと、特徴的な後頭部の飾りです。
彼は瞬間的な判断で強力な矛を生み出す魔法を駆使し、戦闘を楽しむ性格をしています。
五男:ドミナ・ブローライブ
ドミナ・ブローライブは、その美しく中性的な外見で知られる五男です。
彼は兄弟たちの中でも特にインセントゼロを崇拝しており、マッシュへの強い嫉妬心を持っています。
その強力な水魔法で、マッシュを苦しめることに執着します。
「マッシュル」インセントゼロとセル・ウォーの複雑な絆
「「マッシュル」の物語の中で、インセントゼロとセル・ウォーの間には、一見理解しがたい深い関係性が存在します。
セル・ウォーは、インセントゼロが自らの血を用いて死体から生み出したクローンであり、彼の存在はインセントゼロの野望を叶えるためだけに創られました。
このクローン、セル・ウォーは、生を受けた瞬間からインセントゼロに絶対的な忠誠を誓い、彼のためならば自己の全てを捧げることを厭わない存在です。
しかし、この一方的な忠誠心とは裏腹に、インセントゼロからは単なる道具、あるいは雑用をこなす存在としてしか見られていません。
実の息子としての愛情や絆を一切感じさせない冷たい扱いが、セル・ウォーにとっての日常です。
このような関係性は、インセントゼロの人間性を象徴しているとも言えます。
彼の目的達成のためならば、どんな手段も選ばない冷酷さと、自己の欲望を最優先するエゴイズムが、セル・ウォーという存在を通じて浮き彫りになっています。
セル・ウォーの側からすれば、彼は自分を生み出し、命を与えたインセントゼロに対して絶対的な信頼と尊敬を寄せていますが、その愛情は決して報われることはありません。
「マッシュル」インセントゼロ声優・三木眞一郎
アニメ「マッシュル」で、最強最悪キャラのインセントゼロを演じるのは、声優界の重鎮、三木眞一郎さんです。
三木さんの深みのあるバリトンボイスは、インセントゼロというキャラクターの持つラスボス的存在感と、彼の複雑な内面を見事に表現しています。
三木さんは、その卓越した演技力で数多くの作品に彩りを加えてきました。
特に、『機動戦士ガンダム00』でのロックオン・ストラトス役では、二代目にわたる役を熱演し、ファンを魅了しました。
また、『BLEACH 千年血戦篇』での浦原喜助役や、『ポケットモンスター』でのコジロウ役など、彼の声は多くの記憶に残るキャラクターを生み出しています。
「マッシュル」ラスボス まとめ
この記事は、イノセントゼロというキャラクターに焦点を当て、彼の正体、目的、能力、そして彼の息子たちについて詳しく解説しました。
記事があなたの好奇心を満たし、楽しい読書時間を提供できたなら幸いです。ありがとうございました!
コメント